足のむくみ

足のむくみについて知っておきましょう

足のむくみのイメージ

足のむくみに悩んでいる方はとても多く、人によっても原因は様々で、病気の症状としてむくみが現れる場合がありますので注意が必要です。 ここでは、原因や対策方法など足のむくみについてあらゆる情報を解説していきます。

【なりやすい人】

足のむくみは女性のトラブルであり、男性はほとんどいないといわれています。 それは男性の方が血行も代謝もよいためといわれています。 女性の中でも、やはりむくみやすい人とそうでない人がいます。原因としてもっとよく言われるのが、同じ体勢をとり続ける立ち仕事です。 同じ体勢のままですと一部分に力がかかり、静脈をうっ血させてしまうからです。 立っていてもよく動いていて同じ体勢をしているわけではない、と言われる方もいますが、どんなに動いていても立つために使う筋肉はずっと使われているのですから、 この場合は、しゃがんだり座ったりすることが必要となります。逆に座りっぱなしで仕事をしている人もまた足がむくみます。 座ることで太ももの後ろ側で血液を流れにくくしているので、この場合は、立ってストレッチをしたりマッサージしたり、ももから下を動かすことが有効です。のように同じようなライフスタイルでも、 ちょっとしたことでむくみやすかったりそうでなかったりします。後は足のむくみを溜め込まず、その日その日で解消することが大切です。

【加齢】

加齢により血行不良が発生することに加え、足の筋肉の衰えも関係します。 老廃物を運んでくれるリンパ系は、血液のように心臓がポンプの働きをしているのではなく、周りの筋肉がリンパ液を動かしています。 ですから、足の筋肉を鍛えておくことは足のむくみの予防として大切なことなのです。

【原因、メカニズム】

足のむくみのメカニズムは、血管とリンパ系の働きから説明することができます。 まず血管についてですが、心臓を基点として、全身の各組織へ血液を運ぶのが動脈、各組織から心臓へ戻してくれる帰り道が静脈です。 各組織では血液から運んできた新しい酸素や栄養を古いものを交換します。 次にリンパですが、血管と同じように全身に張り巡らされています。 血液が回収した後に組織に残された、血管では運びきれない水分や老廃物を回収する働きが重要です。 血行がよく、静脈が正常に機能していれば問題はないのですが、そうでない場合に、リンパ管では回収しきれない水分や老廃物が残ってしまう場合があります。 この血管やリンパで運びきることができなかった物質がむくみの正体です。

【足のむくみの予防】

暖めること、同じ体制をとり続けないこと、マッサージすること、足を上げておくこと、など血行をよくすることが挙げられます。 まず、暖めることについては、むくみの原因が血行不良と考えられるので、血行を促進させるために暖めることが必要です。 靴下を履いたり、暖かいものを飲むなどしましょう。逆に冷やすと血管が収縮して流れが悪くなってしまいます。 同じ体制をとり続けないことについても、暖めることと同じ理由です。同じ体制をとり続けると一部分に圧力がかかりうっ血してしまいます。 また、カラダを締め付けるような下着を身につけるのも同様に血行不良を招くのでやめましょう。 マッサージについては血行を良くし、余分な水分や老廃物をリンパに送り込むために行います。 足を上げておくというのは、水分は下に行きやすいので、台の上に上げるなどしておく方が足のむくみにはよいということです。 これらはいずれも予防法であり、むくみはじめていたならば解消法にもなります。

【足のむくみの解消】

足のむくみを起こさせないためには、体を暖めたり運動をしたりすることで血行を促進させ、マッサージで老廃物をリンパ管に送るようにすればよいのです。 足のむくみはだるくてつらいですし、放っておくとセルライト化して足が太くぶよっとしてくるので日頃からのケアがとても大切です。